プロ野球選手になりたい君へ ~ウエイト・トレーニングはいつから?~ (Vol.4 #4 だと思うw)
こんにちは。神木剛(かみきごぅ)です。
プロ野球選手になりたい君へ シリーズ Vol.4 となりました。
前回までに身体を大きくしよう、身体が大きいことは有利な理由、ということをお伝えしたと思います。
これは大谷翔平選手も言われていたことですが「身体が大きいと打球が飛ぶので」と。
身体を大きくするには2種類の方法がある
身長と体重(筋力、脂肪)ですね。
しかし、優先順位や体の成長段階を見る必要があります。
その参考になるのがスキャモンの発育曲線です。
画像提供元:上 https://sgs.liranet.jp/sgs-blog/4214
画像提供元:下 http://www.fun.ac.jp/~hanada/kokoronokagaku/program6.html
(少し一般化された画像で、個人差もあります。)
まず始めに、身長が重要
どこが伸びるかと言いますと、専門用語で「骨端線」という部分。一般的には「成長軟骨」と呼ばれる部分です。
これはレントゲンを撮ると、まだ完全に骨化(硬くなってない)していないため、透明に写ります。
もちろん個人差がありますが、徐々に白い骨になり身長が伸びなくなります。
(男性の場合多くは17才前後・女性の場合は15才前後)
成長段階にあった指導法が必要
時期に合っていない指導法は「非効率的」となります。
例えば、
- 生殖器系が発達していない幼稚園児に、「オネショするな!汚い!」と怒って叩かれても、無理な話ですよね?(実体験ありw)
- 小学生で、今時筋トレする人なんているのでしょうか。
- 大谷選手は骨端線が閉じていなかったので、高校時代も無理な扱いはせず、プロでもじっくり育成されました。指導者、本人共に、睡眠をしっかり長く取るように心がけておられたようです。
心の声(すごい違いだ...w)
時期に合わせた指導法、トレーニングが必要になります。よく子供を観察し、見てあげて下さい。基本は、規則正しい生活。運動、食事、睡眠です。
ウエイトの注意点
成長期のウエイトトレーニングは危険を伴います。
過負荷、過度な運動や重さは、
必要以上の刺激を与え、最悪、疲労骨折や骨端線骨折、骨端線離開など、選手生命を脅かすことにもなります。
準じて、過度な期待は夢を失う危険性を孕(はら)んでいます。
筋トレは(身体作り)は重要ですが、、、
身体科学の高度な理論では、
「ハードなメニューを延々とやっても、痩せるだけ」となっています。
根性論は止めて、近代トレーニング論を取り入れて頂きたいです。
結局、高校野球って、
練習しすぎ、メニュー多過ぎで、痩せてくると思っています。